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鳥取連続不審死 運転手殺害容疑でも立件へ 連続殺人に発展か(産経新聞)

 鳥取の連続不審死で、昨年4月に鳥取県北栄町沖の日本海で水死したトラック運転手、矢部和実さん=当時(47)=について、鳥取県警は26日、知人の元スナック従業員の女(36)=詐欺罪で起訴=が殺害した疑いが強まったとして殺人容疑で立件する方針を固めた。女は矢部さんとの間に金銭トラブルがあったという。

 県警は、昨年10月に変死した電器店経営、円山秀樹さん=当時(57)=に対する殺人容疑で週明けにも女を再逮捕する見通しで、この捜査が終わり次第、矢部さんの殺害容疑で事情を聴く。昨年11月に発覚した事件は連続殺人に発展する公算が大きくなった。

 県警によると、矢部さんは昨年4月4日に行方が分からなくなり、1週間後の同11日に日本海沖で遺体が見つかった。

 捜査関係者によると、死因は水死。遺体に外傷はなかったが、体内からは「ハルシオン」など睡眠導入剤の成分が検出された。女は当時、矢部さんから100万円以上の借金をしており、返済を迫られていたという。

 詐欺罪の共犯として起訴された同居の男(46)の供述によると、男は行方不明当日、矢部さんの車に乗って海へ出掛けた女から携帯電話で呼び出され、自分の車で北栄町の海岸へ向かった。

 到着後、服がぬれた状態で女が姿をみせたため、理由を尋ねると「矢部さんともみ合いになった」と説明。矢部さんの車はあったが、本人の姿はなく、しばらく辺りを探しても見つからなかった。その後、同県倉吉市内の量販店で衣類を購入し、女は別の場所で着替えたという。

 これまでの捜査で、不明当日に矢部さんと男の車が鳥取市内から北栄町へ向かう幹線道路を通過していたことが、自動車ナンバー自動読み取り装置(Nシステム)の記録で判明。また量販店の販売記録などから、男の供述通り衣類を購入していたことも確認された。

 県警は、(1)金銭トラブルによる殺害動機がある(2)女が普段から睡眠導入剤を所持し、遺体から成分が検出されている(3)遺体発見現場に居合わせている−など、円山さんが死亡した不自然な状況と酷似している点に注目。男の供述も矛盾していないことから、矢部さんについても殺人容疑での立件が可能と判断した。男の関与の有無も慎重に調べる。

 県警は昨年11月、知人の母親から現金をだまし取ったとして女を逮捕。その後、詐欺や窃盗容疑などでこれまでに5回逮捕し、2月2日に窃盗事件の勾留期限を迎える。

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